小津安二郎作品
あれは一世一代の嘘だったんだ。 (「晩春」から曽宮周吉の言葉) あらすじ 56歳の大学教授の曽宮周吉(笠智衆)とひとり娘で27歳の紀子(原節子)は鎌倉に2人で住んでいる。周吉は妻を早くに亡くしたため紀子が家事をまかされ、父親の面倒も見てきた。 ある日、紀…
「みんな離れ離れになったが、 しかし、私達はいい方だよ。欲を言えば切りがない」 「本当に幸せでした」 (「麦秋」から周吉としげの会話) あらすじ 北鎌倉に住む間宮周吉(菅井一郎)家は、妻しげ(東山千栄子)、長男康一(笠智衆)、康一の妻史子(三宅邦子)と男…
やっぱりあんたは、ええ人じゃ、正直で。 妙なもんじゃ、自分が育てた子よりも 他人のあんたが、わしらにようしてくれて、ありがと。 (「東京物語」から周吉の言葉) あらすじ 尾道に住む定年生活の平山周吉(笠智衆)と妻とみ(東山千栄子)は、20年ぶりに息子や…